ルビー・ウーマン《黎明編》〔235〕とうとうブラジルから帰国して広島に着いた息子からの連絡を貰い、容子はやっとこさ、息をついた.....。開口一番息子に言ったことは時津のコメダに一緒に行こう!!長与のイオンタウンにもすぐ行きたい!!このまま孫達の世話で一日を終えてナンボの生活に実際、悲鳴を上げている自分。このままどんどん干からびていくのではないのか?そういった鬩ぎや憔悴の中でひとつだけ、希望になっているのはこの息子が帰ってくる日があることで、その時にようやく下界の自由な空気に触れることが可能になるっていう希少価値。どれだけ、世間の子育て世代の女性たちや父親たちが大変な苦労をしているかが、まざまざと解る位置に立てたことは今後の好材料にはならないか?って。いやあ、疲労感の方が今の容子には重くてそれだけが心を暗欝にしている。文学的にも取り残されていくのでは?っていう心配や疑心暗鬼が心を占めている。しかしどうなんでしょう。文学は苦しさの中から生まれて来るものでは?ああ、俺もそこを思う。これまで容子は恵まれ過ぎていたのでは?だったら、この急場を凌いでいくことの意義こそ大きいのでは?そこをお願いします。イクバーに なるなら今さ!! 新学期☆いやあ、こればっかりは占いよりも当たらない☆