サファイア・マンs215 今、緑書房の、○乱女性川柳という御本を一気読みしているんですがこれは丸の部分の字が読めず、パソコンでも出てこない。平宗星氏の著ですが、ページが進むごとに興奮をもらえます。こんなに素晴らしい川柳作家たちの存在をもしや今の若者やシルバー層が知らないままでいるのなら、もったいないなあって。私も自分自身が今まで余りにも体制を気にし過ぎてきた事を悔やむのです。特に川柳を手掛けるのなら、変なプライドとはおさらばしよう!!って。当時、35歳の頃の私はこうして新聞投稿が宇部では初に掲載されたことで、自分は短歌に一番向いている!!とそう思い込んでいる。一種の錯覚に雁字搦めになっていたのです。人は誰も自分の適性を吟味し、なるだけ苦労のない方向へ自分を持って行こうとする。その点で、全く同じ分別で当時の私が進路を獲ったのも無理はなく、当時まだ、俳句や川柳を詠む自分など想像もしていません。むしろそれらを苦手と感じています。私は今も迷っているのです。自分には狂歌が適性しているのでは?と。ちょうど、全部を一回放棄している今の段階が、煎じ詰めるのにはいい時期なのかもしれません。私はおとついの日曜日、時津に用事があって長与を通った時に、長与川に架かる三彩橋を見ながら、ふと衝動に駆られて、咄嗟にその場で短歌を詠んでしまう。自分の脳内行為を止めることが出来なかったのです。