ルビー・ウーマン《ロイヤル・ボックス編》〔231〕留美ちゃんが出て来ない日にようちゃん穿った行動に出ます。そこが職場なのにカラオケボックス感覚で選曲して東京ララバイ歌い始めるのです。留美ちゃんがいてはこっぱ恥ずかしいけど居ないだけで、そこまで気持ちがおおらかになれるか?って。しかしあのギター演奏の部位で歌い出しのタイミングを誤まってしまい、名前は?が本来のお手本よりも早くなってしまい失笑を買ったかも?って周囲を見回す。安心なことにみっちゃんと顧客と栄ちゃんとママのみ。良かった!!大勢の客がいなかったことに安堵するのです。こういうサビのサビと呼ばれる音譜で間違うと拍子抜けして、自分の得意な雨がやんだらをもう一回歌い直すのです。ようちゃんはカラオケの真相が段々解って来るのです。そこで何回も練習して強豪になった暁に顧客達はマイクを握っているということです。体格の大きい店のタンクローリー的存在の栄ちゃんはぱっぱらぱーでようちゃんにとって唯一の癒しでしたが、開口一番、おおお新曲知っているねー?って近寄って来るのです。彼女は店近い場所にようちゃんのアパートがあることで、自分もそこに入れないか?って尋ねてきます。翌日自分の部屋で会うことを彼女に約束します。中を見せて欲しいって。あと一部屋だけ空きがあったのです。