イエローダイヤ・マン《標榜編》〔461〕俺が今年のダイヤモンド元年を引っ張るという事もあって、忘れられない平昌オリンピックの核となるべき言葉が解説者から語られて、ダイヤモンドダストだ!!ちょうどジャンプ女子が一回目を飛び終える頃にそのダイヤモンドダストが紹介されて俺としては、詩情に包まれた思いで二回目ジャンプを見守る。今回のオリンピックで最も俺が泣いたのは仲間愛で、沙羅が二回目を飛んだ後二人が抱き合うシーンが最も感動した。俺はまだその後に強豪が飛ぶことなど、すっかり頭からスッ飛んで、これが、オリンピックの名場面になるんだなあって感動した。これまで費やしてきた時間が逆流してきてその感動を不動のものとする。一緒に味わえる俺達も幸せの絶頂に登り詰めていく。もしもここで、金だけに拘っていたのなら、事態は急変する。素直に金や銀の受賞者を祝福する沙羅に俺はジャンプアスリートのK点を見たと思った。今の時点では金と銀を受賞した彼女達の実力の方が上!!それを認めるからこそ、沙羅はただちに練習を開始した。ピョンチャンのダイヤモンドダストがその姿をしっかり捉え、沙羅の名前を雪粒の中に封じ込めただろう。高梨沙羅、もはやセブンイレブンのみならずこの国を引っ張っている。