年末も押し迫った頃にまたあいつの爆弾が落ちて俺は怖かった。長崎県立東高校の同窓会に行く時に、あいつが車で会場まで息子を送ろうという案を聞いて、俺がキレたのだ。そんなにおぼっちゃま君優遇せずに、バスカードを持たせてバスでやればいい!!と。あいつは物凄い剣幕で俺に先制攻撃を掛けて来たのだ。ブラジルからわざわざ帰国してるんだよ?バス停で寒い思いをさせる必要がどこにある??あんたは鬼よ!!嫌がらせも程々にしなよ?って。俺もさすがに気まずくなって、翌日だった昨日はご機嫌を取る態度に終始した。あいつ達がゆりの温泉の家族風呂に行きたい!!と言い出して俺も便乗した。入浴しないで足湯に浸かりながら俺は待った。仲のいい夫婦を傍目に再猛省したのだ。楽しい農夫のような楽曲に見合う夫婦になるには、何が肝心??ってそれを側にいる二人に見せ付けられた。デルスカイは家族風呂には鍵がある!!