エメラルド・ウーマン《深窓の令嬢ダブリュー編》〔59〕今問い詰めたりしたら逆効果になるよ!!そうアドバイスしてくれた娘の言葉が突き刺さり、帰ってオシオキをすることは諦めます。二人は同棲していて時期を見て結婚し国外に行くのだろうか。トルコ人の男性だというのだ。自分が自由な時間を満喫している間に次女は変貌を遂げ大胆なまでの人生航路を親の助けなく行こうとしている。しかしこんな事に陥るのなら次女との関係を深めていた方が良かったな?と自分の失策を嘆くのです。カッコ良くて日本語も出来て製造関連に努める彼氏の写メも送信してくれます。しかしそれをしてくれるのはあくまでも長女。ここは彼女に任せた方が一番かも?って。一緒に会食をすでにして親睦を深めていたからです。どうしようもない寂寥感の中で里子が考えていたのは自分に似た人生を送りはしまいか??という告知でした。何となく結婚して何となく子供を設けてしかもすぐに離婚して。そうはならない確率が極めて低いことが見え見えなのです。親が自分だったからです。父親にもこの事は報告済みのようでそこでも白けてしまうのです。次女にとって父親はファーストだったんだな?って。