ピーパー・ウーマン《ジュエリー・ボックス編》〔79〕同時代に生きて共存している私達は影響を受けて久しい。ライバルに感化されることもあれば私のように生涯のフレンドを得るケースも...。その友は今でもマレさんに連絡を?当然よ、ああ、でも暫く連絡途絶えていた時期もあるにはあった。そうだったんですね?これまでと最近が違うって父が話していたんです。その彼女が私から連絡を暫く絶っていた時にも私から決して連絡を取らなかったのよ。それは?私は相手の自分から!!っていう態度を最も尊重する。みずから率先して私へ連絡を入れて来ようとするなら喜んで話を聞く。でももしも私サイドからでは?不安なんでしょ?ええ、完璧主義なのかもしれない。相手が自分を必要とする時を私は待っているのかもしれない。どんな連絡だったんですか?簡単なお願いだった。どんな?聖教新聞を取ってくれないか?って。お金は要らないって。どうしたんですか?断ったわ!!なんでまた?折伏してくれた命の恩人なんでしょう?それは新聞をもう読まないからよ?以前は読んでた?ええ、目は通していた。彼女と私が義理堅いとはいってもそういう義理なら私はお断りするしかない。