イエローダイヤ・マン《標榜編》〔371〕その日はすでにほっともっとは閉店していたので、翌日夕刻に固定にかける。日曜日で店長がこれから出勤して来るという。俺はこう説明した。鮭幕の内を頼んだらサバが入ってた、返金出来ますか?って。俺はコインランドリーで紙切れを捨てていてそれがレシートだったことは承知、レシートがないんですが自分は毎日来ている者です!とアピールした。俺はしかし正直返金のルールを知っていたのだ。サバは食わないにしても、他のすべてのおかず、ご飯ももちろん食ってしまっている。五百円分は消化している事例、それを向こうはどういう応対に出るか?そこを知りたかった。店に入ると俺はすぐさま490円を返金される。ええ?と思ってしまう。向こうは銀鮭弁当と勘違いしている。俺はこう言った。俺が購入したかったのは鮭幕の内で家に帰って見たら五百円の和風幕の内が入っていたんです!と。前日対応のおばちゃんがそうだったですね!!と思い出したのか、じゃあ返金は650円になりますね!!って厨房にいる店長にそれを伝えながら俺に手渡す。百五十円を俺は得した?それとも当たり前?