エメラルド・ウーマン《深窓の令嬢ダブリュ―編》〔51〕南越谷駅と新越谷駅の両方を使って大宮に行けることにまず驚く里子で、なぜ、こういうお隣駅が存在するかが初めわからなかった。しかし後にこのことが大きな起点となって里子に浮上してきてこういう大きな都市の多様性をまず知るのです。東京スカイツリーに関与しているのが新越谷駅で、レイクタウンに行くには南越谷が真横!!その流れに乗りながらあのメイゾン仔馬を思い出していたのです。訪ねてきてくれたのはなんと前いた寮の外語短大の女子だけで、すぐ近いアパートの一室からマハラジャまでウェイトレスをして就職を探していた。いや、探していたのも音楽の仕事で、職場に喜んで通っていた口。里子はあの寮が懐かしくなるのです。夜中・・・のべつ間もなくドアを叩かれて彼女だけは静かなノックで自分の名前を言う。開けると彼女だった。名前も可愛くてありさ。味噌を買い置きしてないか?っていうかと思ったら外語短大でフランス語科にいる!!というのです。里子は英文科で、気がつかないけど二人は一緒の短大!?盛り上がって里子は亜里沙だけはノックの形式をリズム化にして款待していたのです。ここ平野町にいることは絵ハガキで知らせて来ていたのです。