ブラジル旅行の格安をあいつたちはゲットしようとしていて、リビングの格子戸の前で佇むものの、さっと姿をくらまして逃げた。ばれたかもしれない。息子は一週間くらい日本にいて十一月にはブラジルへ帰るのだが、親父は十一月中旬出発が最高にいいね!!って俺を追い出す計画を虎視眈々と練っているのだ。行きは良い良い帰りは・・・帰れなくなる俺の安否など全然お構いなしでブラジルが医療の面でも充実していることは、あいつ達も知っていてその方面での心配は余りない。よりむしろ問題なのはお金だ。息子は幸せだ。優しくて心武士道の上司と一緒で苦難を助けてもらえて難を逃れたが給料が振り込まれても実は下ろせない。それを知ったときに俺は入れ歯が無くなったときより慌てた。俺だって日本を出発する前に解決しておきたい事柄だからだ。みずほを俺は持っているからそれならブラジルでも下ろせる?よくわからないしやはり怖い。あいつに調べてもらうか、今度息子が帰って来て訊いても遅くはない。郵便貯金口座は俺は持っていない。案外コレがこれから海外では強くなるかもしれなくて三菱UFJも俺は持っている。あいつからオークションをヤフーでしたい!って言われてその口座が欲しいというので開設にいった記憶ある。わざわざバスで三十分揺られた場所までだ。あの頃は俺も寛容だった。まだ、あいつに才能がある!?ってどこかで信じていた。今は全く期待してはない。デルスカイしておこう。才能開花も時間厳守だ^^