イエローダイヤ・マン《標榜編》〔266〕俺は昨夜溜飲が下りる気持ちになって覚醒する。なんと俺の路線がいちがいにも間違ってないことがテレビで証明されるのだ。阿倍総理がアルパカに似ている!!と。それまでは俺は誰かに失礼になってはいまいか?と十二分に配慮したり迷ったりもしていたがこれでいえる。天下の阿倍総理も動物として出ていたからだ。俺はちなみにバンビだ。小さいときそういうアダナが付いていた時期があって、姉が粗野なのに対して俺が可愛すぎると評判だった。瞳が人よりワンランク大きくてしかも色が黒じゃない。鳶色の瞳なのだ。みんながこの子ハーフじゃない?とか雨が近いと髪がカールしてきてそういう髪質なのに天然なのにもしや・・・おじいさんがドイツ人?とか言われることもしばしばだった。・・・スキーというドイツ人の名前を真似てアダナを付けられたこともあった。俺的に嬉しかった。なぜならスキーがつく人物にドストエフスキーがいたからだ。自然を題材にした文学や、歴史や戦争を題材にした長編モノが俺の好みで、特にニッポンでは山本博文の本が好きだ。真実から目を反らしたときから世界の理論から遠く離されていくことは胆に銘じておきたい。