ルビー・ウーマン《復讐の館おさらい編》〔187〕いいたいことも反故にして本当にあるがままを語れなくなったらお仕舞いですが、あることを諦めてしまうのなら主婦や主夫の甲斐性は皆無でしょう。キャロルが最近言われて、今窮地に立たされているのが部屋の生理整頓で、シゲルちゃんから感慨深くもこう呟かれてしまったことに端を発している。とうとう諦めてしまったようだね、部屋を片付けるということを・・・・。二階のことをいっているのです。二部屋は息子たちの部屋で別なんですが、それ以外の二部屋を綺麗にするといっておきながらしなかった。ピアノのある部屋を使用していた家族が一階に占有するようになったこと、そしてもう一個の二階和室も中々手が付けられなくなるくらいにモノで犇く。多くは衣類でバスタオルや本やカセットと種類も様々。衣類は孫たちが着ると思うと全然棄てる範疇には入ってきません。これではダメ!!どんどん棄てなきゃあ!!って思おうしてもダメなんです。想い出を棄ててしまうようで寂しい気持ちに囚われてしまう。長女の言っていることも頭に去来します。ライフワークだか何だか知らないけどしたためてきたことがそんなに大事だったってわけ?って。片付けしなかったことを暗に責めているようにも聞こえてしまう。今はきっと過渡期に違いない。主婦に到達するまでの・・・。そうやって自分を許しぼちぼちやろうと思っています。