四投目でどうやらいじめに負けない人生論は落ち着いた・・・。三投目がいいと思ったときもあったけど四投目に落ち着く。キャロルが例えば卵焼きを並べるときにもそれが四個あるのは不吉と言ってたシゲルちゃんだがさすがに最近言わなくなった。四という字、九と言う字を忌む傾向にあったニッポンの姿、決して悪いとはいわないが、優先順位を常に大切にしてきたキャロルは四、なんで忌むわけ?ってのはあった。大事なのは食卓に安心で体にいいものを出すことで数字じゃない。シゲルちゃんの見解立地キャロは好きではなかった。出来れば三個でもいいのでは?っていうシゲルちゃんの言い分。彼は少しずつ多くの種類を食べたい派なのだ。キャロルには彼の願望がいじめのように見えたことも実際にあったんだ。何種類ものおかずを少しずつってなると冷凍庫フル活用しないと出来ない。しかしやろうとすれば出来ないことはなかったのだ。自分が専業主婦なら出来たはずなのだ。キャロルにはモノカキという作業はあってもそれが銭を生み出したことは一回たりともないからだ。いじめというのは金を稼がない人間にこそ重く感じるし、のしかかるシロモノ・・・。そこを発見出来たことは大きいと思うんだ。