ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔131〕担任のT先生はきちんとしてなきゃ嫌というスパルタ先生。キャロルが案外平気だったのはどこか、母に似ていたからでしょう。学級委員二人に日直二人。それからどんどん係りを黒板に書いて決めていきます。体育係、下駄箱係り、花係、窓係り、給食係り、図書係り、黒板係り・・・次から次にいろいろな係りがあること見ていくうちにキャロルは日直の仕事とは?と駒を進めていく。クラス生徒の出欠とお天気の記録、そして何より規律!礼!授業のたびのこの点呼ですね。花係は花がしおれたら新しい花を持ってくるようみんなに呼びかけ来たら替える、そして給食係りは温かいミルクを配るお給仕。これは高学年の人たちのお手伝いから。みんなそれぞれ意味があって遣り甲斐あるんだな!っていう発奮。学校は共同体、いいとこなんだ。じゃあ自分は?学級委員はみんなの全体的なお世話でした。学級会が行われるときの司会、進行、もちろんまだ、慣れないわけでほとんど先生主導です。そして先生が留守のときの朝自習のためのプリント配り。学年が上がってくると具合が悪くなって早退する児童の介添えも。キャロルそういうお世話ならバッチリ出来るっていうやる気の塊で、家が近かったせいもあるでしょう。先生はヒステリックなところも見受けられましたがキャロルは気にしない。母のスーパーヒステリックに鍛えられ慣れていたことが良かったのです。こんな感じで初めのうちはキャロル、まじで大丈夫だったんですが段々と。これがやり込められていくんですね~まさかこの先生が三年間も担任になるなどわかりません。