西武ファンをこんなに長くやってきた俺も相当に運が強い。全然動かないのだ。巷のセールにも目がいかないし、昨日など俺にとっての喪中だった。他の優勝が決定するのを指をくわえるて観ざるをえない、こういった自分まで憔悴させる野球の本尊とはなんだろう。俺は西武に人生を捧げたとそう豪語する。オカワリ君なんて俺の期待の一番星。しかし現実はソフトバンクの圧勝!!この工藤投手も実際西武で投げていたし、あの頃の往年の投球を思い出すたび俺は自分を誉めたくなる。西武が負けるとがっかり落ち込んで、その晩は睡眠さえ妨げられた。人を或いはチームを好きになるということは夢中にさせられたということだ。これが過去形にならないために与える側も観る側も、時間と言う能ある輩を味方に据え置のだ。知識やその歓喜を伝達するのは他ならぬニンゲンなのだ。