イケスタエッセイ、子育ての経過中、自分はあまりにも臆病に、そして神経質になってたなあって、子育ての特に、五人の子供たちの赤ちゃん時代を振り返るんだ。それは仰向けに寝せないでうつ伏せを敢行したのにも表れていて、赤ちゃんがゲップを仰向けですると器官に入り窒息の確率が生じるからと過敏になっていた、そういう自分の、最悪のことを常に考える!!という癖が、あまりに子供をそれからの時代、小、中、高校となっていったときに過保護になってしまったかもなあって。甘やかすことがどれ程の、難儀を引き寄せるのか?そこを思うとほろ苦い。今、子育てをやっている母親たちも何か、決定的なデータというものを基盤に各自、日々奮闘していると思うんだ。キャロルだって、子供のことが絶対的存在で第一義だった。ただ、物書きだったから、その子育ての忙しさに紛れて、ペンが疎かになるのだけは避けた。もしも他の母親たちと違うというならそこにあるんだ。