投稿でも五百万、飲食娯楽でも五百万、キャロルは無駄使いの王者主婦だったのだ。今でこそ地道だが、大橋時代の四年間、とんでもない生活を。やつが生活費をちょこっとしかくれない、だからといって、地道な暮らしするわけがない、キャロルは物語でこれから出てくるが、お金をある方法で捻出する。これはシゲコにあとから怒られる。ばり言われる。しかし自分にも鬱憤が貯まっていた。伯母の御蔭で解決するが、その伯母の優しい配慮なければどうなってたか・・・。キャロルはこうまでして経験してきた飲食業のツボをみんなで分かち合いたいし、自分はやはり豪放ライラックという美しい花なんだな?って改めて思う。キャロルは持参金付きでお嫁にはいかなかった。一度目も二度目も・・・。しかし結局それと同じ厚遇にあやかっている。一番佳かったのはシゲコ。キャロルが亡くなれば土地の半分はシゲコ。いじめに遭ってどちらの場合もお金を充分に渡してもらえなかった結婚生活だったが、今は違う・・・。彼からもらってはいないのだ。いじめに負けない人生論、年輪が年季になり年の功が生じるまでかなりの時間を有したが自立はもう目の前だ。