ルビー・ウーマン《黎明編》〔33〕脇田大佐は、辛うじて質問します。その娘は一体いつ??と。お前が親の敵のように、頭の中で、浸透させられた、西暦1956年。つまり、お前の没後、12年ということになる。ただ、ひとり目は、流産してしまう、だから、改良作になる・・・。え?ということは?そうだ、この娘には、インプットが自由の二文字のみになる・・・。ということは?第一作には、謙虚や、完璧があった。しかしながら、自由の二文字のみ。それはどういうことを意味するのですか?この娘として、お前が生まれても、聞く耳がないということだ・・・。私の思いや経験は全く生かされないという判断でいいのですね?そうだ、しかし、この娘には、直感がある。そこが、闊達になれば、現世での出世も、大いに可能だ!不安な気持ちがこみ上げてきたのもやむをえません。