ルビー・ウーマン《ロイヤル・ボックス編》〔32〕中体連で、バレーで、一回戦で敗退、どうしようもない、脱力感に見舞われ、それでも、矢上神社でのサーブの練習を終了しません。金の卵の連結時代ですよ~キャロはバレーで、どこかの実業団に入れまいか?と思案します。当時はパソコンがありませんから、実力も伝もないキャロには、よほどのことがない限り、無理なんだと、段々現実に向かわざるをえないそういう悲しい現状に収まっていくんですね。中二の時に、最後に残った伯母が、結婚しますから、家の階下にいるのは、タヤだけになっています。キャロのバレーの熱が収まらないことに、弟は目を丸くします。なぜ?こんなにもこころをときめかし、しかも、冷めないのだ?キャロは弟やその友人に十円玉を餌に、サーブを受けさせていたのです。受けた者には、十円が与えられ、その子供たちは、喜び勇んだものでした。しかし、ひとつ、回復路線として、小5から、休んでいた、ピアノを、中体連後、開通させたことは、今にして思えば、有効だったかな?って。キャロは、デビッド・キャシディさんの大ファンだったのです。