おっは~小鹿キャロです。今日は母の命日。去年の今頃、泣いて泣いて、泣きはらしていた自分を思い起こすのです。母の遺体がやがみ斎場に届き、キャロは、お許しを頂いて母の写真を携帯に収めます。父のひとつ上の姉である伯母も飛んできます。しかし、どうも様子が、落ち着かないのです。キャロと宿七さんが喪服を取りに行くほんの、30分、遺体と一緒にはおれないって。びびり屋の部分があって、そういう伯母の言動になったのだと思うんですが、宿七さんは、意外な見解を吐露するのです。あんなに、怖がるのは、生前、お母さんをいじめた可能性があるよ。自分も、あの世に、引きずり込まれるっていう恐怖が言わせるんだよって。そうなんかねえ~キャロはお化けのように、泣きはらしていましたから、化粧もしたかったのですが、とりやめました。確かに、伯母は、母のことを、ほとんどの人々に悪く言っていました。海軍大佐の娘なら、もっとそれらしく、封建主義でいかなくちゃあと、揶揄していたのです。引きずり込まれたのかどうかは、わかりませんが、四ヵ月後に、伯母は亡くなるのです。でわ曹長によるいじめの怖さを、川柳で一句お願いしま~す。死顔も 大佐の娘ぞ 誇らしく