でわ、そろそろ、いきまひょか、カコタン。昨日、紹介し忘れていた、少将にまつわる一首あってねえ、家に帰って、忘れていたことに気が付いたんだ。これは、二階級特進っていう、国や人々の為に殉死して、与えられる位なんだけど、キャロは、大佐から、少将になったこと、脇田大佐は知らないんだということを、念頭に置いて、したためているんだ。こういう戦況劣悪の時代に本当に、将を戴けたのか?否か、それは、男として、とても気に掛かる答えであったと。キャロが同じ立場でもそう思うのよ。君達も知っているように、戦艦に比べて、駆逐艦って日陰なんだ。いつも、脇役なんだよ。だからこそ、キャロはこのことは、脇田大佐に知らせたかったんだ。その替わり、はっきり、妻も子供達も大変だったということを、書き添えて・・・。なんでかっていうと、戦後の人々の豹変だよね。いい時と悪い時が一気に入れ替わって、軍人の家族は国賊のように、戦後そしりを受けた。こういう現象はキャロから言わせれば当たり前。将という者がいかにあるべきかを、もう一回、じっくり鑑みるために短歌を贈ったんだよ。天国の祖父へ。でわキャロ元帥が贈ったその一首、説明付きで是非お願いしま~す。少将の 将の容器〔うつわ〕を 後〔のち〕の世の 霜に託さむ 命消ゆとも〔あなたは無事少将になりましたがそれで終わりではありません。末裔まで、戦争という霜の上を裸足で歩くのは、当然、その覚悟でいますよ〕