ゴキブリがキャロの主婦としての人生を、まっさか様の転落へ・・・。そう聞くと、いきなりどうしたねん?って思うでしょ。キャロの家のゴキブリは、もう、ホイホイには引っかからない位に突然変異していたんです。それはね、たぶん、彼らは、触覚で、危ないを伝波するんです。一匹もかからなくなったのには、科学的に立証出来る何かが、裏にでんとあったと、キャロは見ているんです。宿七さんは、素手で、つかむっていう特別な技法を持っていて、目と目をそらせば、駄目なんだよって。目が合えば、必ず仕留めるっていうその姿・・・。惚れ直しちゃいます。キャロなんか、ゴキブリのどこに目が?っていう感じ。全くわからないし、知りたくもない。それを、知ろうとしないキャロはまだ、相当に、ゴキブリ退治に関して本気になってないって彼は分析するんです。ホイホイには、入るんじゃない、偽の、食い物があるだけ・・・こういった、メールをゴキちゃん達が交換し合いながら、結束を強めていったっていうのもあるし、うちで、ずっと、何代かを経て、新種〔伝達能力あり〕になった可能性はありますよね。中々、減らないゴキブリ・・・。主婦としては、失格だしね。次男が、ゴキブリのいない国に行きたいっていう言葉を残して、北海道大学へと旅立って行った時、キャロ、泣きました。友人からは、自分が貧乏で、行けもしないくせに、そんな、遠い大学にやって、あんたは鬼の母よ!って、厳しく揶揄されました。確かにまだ、北海道はおろか、東北にも行ってませんものね~鬼の母っていう程、鬼じゃね~し。