ルビー・ウーマン《黎明編》〔112〕本当に天才の子供達を持った容子は幸せ者だ・・・。俺もそう思います。フィガロの結婚が俺達のコーナーでも流れるといい。幸せは見せびらかすものではなく皆と共有するもの、音源とはそういうものだ。どうしたんですか?いきなりミュージシャンみたいなことを・・・いいや俺も音楽には造詣深い環境で育ったんだ。そうでしたか?俺も実際はそうでした。いつも家ではお琴や御しゃみせんが・・・。そうだろうな、脇田といえば鹿児島では豪族だから一理ある。豪族とはいえ、俺の家は自由の風が吹きまくっていた。鹿児島はそんなに自由だったのか?はい、首領クラスになると案外自由なんです、人々はそこを知らず、堅く縮み上がって目の前に参上するが、実際俺達はバンカラといってもいいくらいに野育ちでした。本当なのか?俺の成績だって海軍兵学校でのキャリアだって、駆逐艦に当てられたのも勉強がイマイチだったからです。そうだったのか、信じられんな、それはそうとネイビーブルーに反発していい言葉を海自、陸自、空自で出してきた容子だがどう思うかね?海軍に対して発光するという意味ですね?ああ、アーミーレッド、そしてエアパープルだ。ほおおおう・・・・。