オレガイこと俺の凱旋では今朝、ショウツキ命日を語ろうと思う。長崎市では九日、十一時二分に音楽が流れるようになった。昨日がそうだ。この音楽はいわば、オルゴールのような音源なのだがこころが鎮まるような音源ではなくちょっとそぐわない。原爆投下のそれを知らせる音源だから、タイムリーに知らせたいのもわからないでもないが、ちゃらちゃらしていて俺は好きではない。寝ている赤ん坊が起きてしまう。近隣のことも考えて欲しい。音楽の根本は自己満足であってはならないし、曲に於ける選択能力を問われる。俺にとってのはショウツキ命日は、義父の亡くなった七日だろう。亡くなってこれほど存在があらたかになった人物もそういない。