アクアマリン・マン

こっちも気になる💓


 本当に、接客業の真髄は特定が難しい。失敗ばかりしている最低ランクのスタッフだったはずの容子が、軒並み高い評価を受け始めている。このことを見る限り、お客様が何を求めているか、鮮明になる。出来るスタッフはなるほど、ありがたい。テキパキ仕事を間違いなくやり通すスタッフはベストだ。しかし、容子に光が当たるのは、正しく、異常事態…しかも、直接、称賛を頂く場面が多くなっている。お客様は温かい友人に飢えているわけではない。しかし、前から知り合いだったかのようにすぐに打ち解け心を開いてくれる。容子の接客は、飲み屋の接客だと、仲間たちから、嗤われ、それを言われても、容子は平気で笑顔を通した。負け犬は確かに遠くで吠える。それくらいもはや怖くはない容子なのだ。この自信は、只者ではない。(孫が撮影)