ブラックオニキス・マン

 僕等は幸せをパッケージにして式場に祝福に訪れた皆へ、ふたりの写真立てをお土産にした。やり過ぎだとは思わない。人生に一回きり…それくらい、貴重な吉日だ。そういう大事な日に限って、僕は大きなニキビに悩まされた。なんとか、下地でごまかしたが、肌の調子等はみずから調整は難しい。誓いのキスはメインイベントでこれをやるにはマスク有りなら、不可能だ。母はマスクしたまま、やる積り?結婚式には僕らは必ず参列する。家族全員で親戚もろとも参列したい。しかし…肝心の相手は?それが見つからない限り結婚式は挙げられない。