イエローダイヤ・マン

 僕の昨夜のバイト姿を見たらみんなは、恐らく泣くだろう。僕も辛かった。いつもの相方はいなくてピンチヒッターの彼が相方だった。一晩中、ほぼ眠れず、朝方、いつの間にか眠りについたものの頭痛が取れない。こんな激しい自虐は人生では経験したことはない。北大院卒青年は、セブンバイトの経験は豊富で、僕が中々ミルク交換が出来ないことで傍まで来てくれた。前のミルクの緑の子機がどうしても外れない。新しいミルクに別のそれを設置して初めてミルク交換は完了する。そしてなんと僕は…新しいミルクのホ―スを緑の子機に入れ込み出来ない。彼は日の丸が出る方が手前です♪と笑顔で去った。1年分の冷や汗をかいてバイトを終えた。もう…バイトは辞めたい気持ちにまで追いやられるも、まだ、辞めることが不可能な現実に打ちひしがれた。借金が…僕の背中をシャキンとさせる。これは問答無用だ。