ブラックオニキス・マン

 僕等の結婚式が刻一刻と近まる。最高にドキドキする。兄の結婚式のときも僕は母の隣にいてドキドキした。兄の肌は輝き、花嫁になる方を初めて見て僕の心は感動に導かれた。水泳をやっていた女性は兄とは違うニュアンスを身体深くに有している…が直感だった。僕は剣道の身体を有し、兄はサッカーだ。ブラジルに赴任したときも、簡易サッカー(フットサル)をプレイする位サッカーが好きだ。母の身体には、バレーボーラーの精神が宿る。レシーブで鍛えて学んだトリックは、ライン内に来たボールは落とせないこと。しかし、ラインを外れたボールを取る必要は全くない。しかし、仲間がボールを触れば取らないといけない。