アクアマリン・マン

 僕等の時代を引き寄せることに、そこまで時間を要しなかったことは、意外な盲点だった。抜け抜けとした容子は他との迎合が皆無だったことが効を奏じた。誰もあやつと実際は話してはいない。なぜ?今の世の中でそういう空間が創始出来たのだろう。インターネットだ…架空であってそうとは言い切れない。ランデブーなら、ネットの中なら可能だ。今の今、違う世界にあるあやつを見ながら僕はある意味安心している。ポテンシャルが健在であればいかなる次元にあっても、恐らくは伸びるだろう。歯止めは効かない。