二回目の電話のとき、受話器の向こうにいる容子は、そこに居るのがとても、辛いを、訴えで来るのもあって、こう言ってしまったのです。あの子が今すぐ帰りたい…って言ったとき。普通なら我慢してそこにいる方が、みんなに迷惑かけない為にはいいのでは?と出るところ。私は今すぐ帰りたいなら、そうしなさい!と容子に言ってしまったのです。すぐタクシーに乗った容子は小倉から翌日朝には長崎の自宅に帰って来ました。想像もつかないくらいに、あの子は挙動不審に見えました。家でじっくり休養を摂るためにも良かった…とあたしは安堵したのです。