私の性格の決定的な一面が昨日あらわになった。新人さんはダブルワークだけど、昨夜少し時間が取れてまだ、習いたい部門を学習するために店に来てくれたが、あたしはそれまで二時間くらい二人っきりだったのが三人になったことで、己の性格の歪みを、見てしまう・・・構われたい症候群だ。小さい時から筆頭に注目されて大事に育成され過ぎて心に歪みを生じていたという顛末だ。彼女は若いスタッフと微笑しながら話している。ジェラシーが自然に湧く・・・取られたような気持ち。恋人を盗まれたような感じ・・・ドキっとした。若いスタッフは他愛のない笑顔で検品を習っているのにあたしは・・・お嬢様主義で育成されしかも弟が生まれたのはあたしが六歳になろうかとする時。弟が生まれてもあたしへの両親の愛が変わらなかったことで、ここまで来ている。嫉妬の炎は久しぶり己の中で見た。しかしそれを芸術に活かす。それが出来るから今もある。
