8月1日がまたやって来る

 九州銀行はなくなり、消えたのに、創立記念日8月1日を間近にして、あたしは気持ちを引き締める。今のまま、ずるずる、生活者としての怠慢を続けて行く意味は皆無。従来から持っていた金融改革に手を付けて行く所存は活発になっている。ブログ開始の10年前のあの時には、そこまで感じなかった現実路線だ。バンカーの夫と所帯を持ったとはいえ、あたしは押しかけ女房に近かった。子どもをふたり連れての再婚で夫は初婚。うまく行くはずはないと、皆が思うが、35年の歳月はマッハで過ぎて、あたしは添い遂げ、死に水をとった。彼には見せてない。作家になったあたしの顔。今見ているだろうか。黄泉の国からあたしを、ちゃんと見ているだろうか。