西🏝姫瑠のアディショナルタイム(150)

 

本当にすっからかんのカラッケツでバイトに出て、揚げ物商品を床に落とすっていう災難に見舞われさえしなければ、気分は上々で、そこまで心配するのも過敏だな・・ってレジにぼーっと立っていたときです。間違えた!!オレーーーって声がセブンカフェのコーナーから聞こえて来ます。どうしたんですか?って駆けつけたら、オレ、ホットのコーヒーなのに、カフェラテの方を作っちゃったんだ。お金はちゃんと払うからホットコーヒーに替えてくれない?わ、わかりました。自分で弁済なさるんですね?うん!!もちろんだよ!!自分が間違ったんだ・・・そこでまたセブンコーヒー代金をもらいます。110円現金で支払いを終えられて、さあ、彼が間違って作ったカフェラテなんですが、これがレギュラーサイズでホット。うまそうな香りがぶんぶんくる。これは君にあげる!!お姉さんが飲んで!!あたしはびっくりする。お姉さんなんて、ひさかたぶりに呼ばれて、いつも、おばあさんなのにこの男性の優しさに参ってしまい瞳が潤んでくる。君も相当にこの店で頑張っているんだろ?これくらいご褒美あっても全然いいんじゃない?はい・・・ありがとうございます!!ホットカフェラテを大事に受け取り、早速、相方にどう思う?って尋ねてみた。いいんじゃないですか?お客様があげる♪って言われたのなら・・・って・うっしっしっし。相方も了承であたしは勤務中に美味しいあったかいカフェラテを存分に味わう・・・なんていう神味。生きていることが奇跡に思える味・・・・それからはスイスイ仕事が捗って幸せな気分で時は流れていくとそう踏んでいたのが・・・・