ルビー・ウーマン1142

 今になってジャズの要衝に気がつく。佇む。固定アドリブ・オリジナルの存在だ。即興でピアノを弾く最中、これはサックスでも同位なんだけど、以前も使ったこのメロディだけど、今も使っているな・・ってのが本人のみならず、バンドのメンバー全員が気がつく。すでに了承済。これは即興とは一瞬で違うものだとわかる。お客様も段々わかってきてその小節が来ていることに俄然気がつく。アドリブに熱が入る。サックスの揺れも半端ない。顧客と一体化しているからなんだ。ジャズでもこの固定をゲットしヒット性を加味していくことで人気を奪取していく経過を辿ることが命題になる。机にかじりついていては創出不可能な世界で、あたしたちが何気なく散歩したり、窓の外の風景を見たりしている時不意に楽曲が舞い降りる。そういう視野はなかなか難しいって、みんなが思い込んでいるけど、一回、舞い降りてくる次元さえ、つかめばあとは容易に出てくる。ファミリーマートの家を、マイクラで設計し、デザインする孫の頭の中でわくわくと気持ちのいい疲労とで混濁している。気持ちのいい疲れがある。これが疲弊とは違う脳の疲労と見ていい。そういう作業のみに生まれる芸術方面での経緯だ。なんでも論じて賄えるというものではない。一瞬一瞬で味わうように雰囲気の中に介在する天使。そこをゲット出来るか否か?みんなにチャンスは回遊している。(24310)