ブラックオニキス・マン139

 何もかも核が基準で物事を考える姿勢は僕らには似合わない。日本には不案内。しかし現実の脅威をないがしろにしての行動は難しくてその点を踏まえて物事を吟味する姿勢も逆に安全志向の培いには大事な所作になるのだろう。ゼレンスキー大統領の言うことにはすべて誰にも分からない選抜性が含まれていて僕らの歳の14歳上とはどうしても思えない。かなり年上の人のように感じるから不可思議な要素だ。44歳というと普通のお父さんなら家に帰ってビールを飲みながら家族と談笑し、子供とじゃれ合い、一日の出来事を家族と話す・・・そういう光景が目に浮かぶ。しかし彼の日常は激変して今日ある。ウクライナ兵士たちの死者の数を聞くと僕の心が折れそうになる。他の国の出来事とは到底思えず、何か、いい進展があれば?ってそこを掘り出して欲しい。僕らの感情が波になって海の中で満ちたり引いたりを繰り返す。恐らく、激戦地はロシア以外は入れないのだろう。救助も出来ないジレンマと戦う一方で、軍事打開策を練って毎日を過ごしていることを踏まえれば、見えてくるものがある。たった一人の人間のワガママと脅威にさらされていることの未曾有のリスクだ。これからもそれが延々と続行なら、希望が持てない。しかしそれでも彼は凹まない。全世界に救援を頼む!!を言い続ける。その心のバネは今世界一強いのでは?と僕には思えるし、見えてくる。政治家とはこういう仕事なんだな・・ってそれは簡単には引受られない責任と命懸けの仕事なんだなってわかって来た。ここまで明確な仕事の流儀を見せ付けられた僕・・・新しい自分をこれから構築出来るかもしれない。

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