デニム・ブルーママン10の4

 ばたばたと礼儀もわきまえず毎日を男の子同然に過ごす容子の前に座ったクラスメイトの兄と弟。その小さな紳士ぶりには唖然となる。誕生会が終わり家に帰ってからも胸の鼓動は熱かった。初めて見た人間のこども男子の標本として心深い場所に直し込む。みんながみんな、同じルールの元にいないことを興奮として受け止めたのでしょう。各家庭の子育ての方針の違い…。しかし、あえて、自分はこれまで通りでよい…と位置付けます。冒険と遊びがある人生。それにしても、パーティというもの、なんであそこまでわくわくする?緊張とわくわく。また次の違う家にいく予定はすでに立っていたのです。近所の和装店、その子の家の中の奥には蔵があるそうなのです。