デニム・ブルーママン12の18

 結局は近視でありながら、17歳の夏までメガネもコンタクトも付けない生活だった容子。当人が言うのはそれによって特別な感性を身に付けたと豪語しましたが、私はそうは思いません。見えないより、見える方がいい。あの子は、見えないことで、きっと、挨拶を交わし損ねた友達が沢山いるはず。何回もそういうことが重なって行った可能性は否めない。こうと思ったら意固地なまでにやり通す性癖は、17歳まで続行して、遂に親友がこくらやという店に連れて行きます。バスに乗って30分程揺られた万屋町にある眼鏡屋に行ってハードコンタクトレンズを付けて帰るのです。そのお子さんは眼鏡からの移行でハードコンタクトは初でした。映画の大好きな親友が容子を説得したのでしょう。本当の世界を見るべきよ!!やはり親友の存在は大事です。f:id:hn0709:20211223233442j:plain