デニム・ブルーサファイアママン6の16

 予想だにしないことは次々起って頭の中はパンク寸前。でも自分はこう想定します。一週間はすべてを大目に見ていこう。ここは何事も不案内な場所。違ったテリトリーに突入している未熟者の難易度をまず受け止めることが何よりも大事だろう・・・って。容子にはひとりで外を歩くのはまだ、危険であることを認識させて、すぐにも幼稚園の見学に翌日は行くことにする。選択幼稚園は浄土真宗系とカトリック系、ふたつあって、どちらも、家から徒歩で行ける範囲。子供の足でほんの15分ほどでした。容子はもはやカトリック系を選ばないの?という予想もあったんですが、なんか明るいイメージがする!!って開口一番、聖母の騎士にする!って、にこやかに語るのです。階下のみんなががっくり来たのも分かる。義母はかねてから奨めていた浄土真宗系に、孫が進む方が良かったことは言える。阿弥陀如来を生活の基本に置くような信心深さ・・・しかしそれは私とは眞逆だったのです。しかしながら容子は私に気を遣ったようには見えず、本当は、餓鬼大将がどこぞに隠れているような田舎の園舎を怖がったのでは?って。聖母の騎士幼稚園は年長組から、すんなり入れそうで容子の登園を見て私はようやく自分のことに着手が出来るのです。幼稚園に行っている間に家の中でやることは山積していた。タヤは私から一線を画されていることを察知し、そこまでしつこく二階へ上がってくることにはならなかったものの、いない間に部屋を覗かれそうで嫌だった。居るときは中から閉めれるように、出掛けるときは外から施錠出来る形がいい。頭の中でそこを追及する忙しい自分がいたのです。