アクアマリン・マン162

 年金は長寿の者だけが得するシステム。今のところは総括出来る。しかしもしもだ・・・容子が新プランを考案すれば、世の中はもっと堰を切ったように流れ始める。濁流も飲み込む本流が現れる。僕だって損をしたグループだった。掛けた回数の半分ももらえないままこの世を去った。これを平等にすることなど、おそらく無理ってほぼ全員が、諦めるところを、容子は諦めない。なんとかして、年金を庶民の側で役立てることが出来ないか?って頭をひねっている。長生きしているものが羨ましいな!!ってずっと僕がその長寿の人々を見ながらジェラシーさえ起こったが、やっぱり長く掛けてしかも長生きっていうコース以外を設けていくのが容子のプランで、年金が出ないこの3月から4月の15日まで、一体どうやって過ごすの?っていう人々も実際多い。僕が生存中は何も不安はなかったが、こうして容子がキリモリするようになった家庭経済は、見るも無残だ。しかしあいつの凄い点が、これから軒並み明かされる。自分の悲惨な今の体験を語りつつ今後の案を練っていこうっていうモクロミ。だから年金まで26日もある今月今日から家計をみんなにオープンにして、3月など、奇数月をいかに乗り越えていく?っていう疑問をきっと解決してくれると僕は期待する。並大抵ではない人生の苦悩をクリアしてきた実績がモノを言うのだろう。