デニム・ブルー・サファイアママン第二章

 私達の暮らしのステージは当選した千歳アパートの中へ移行しました。アメリカが日本のアパートをウサギ小屋のように表現したのも理解できます。そのまま後世へ見せることが出来るとすれば、NHKの映像に残っているでしょう。なかなか集合住宅として贅を尽していますし、どんな心で建設されたのか伝わってくる。長崎の希望にも等しかった・・・。まだ、車もない時代。アパートの周辺に少しだけ車もいるにはいます。しかし一般人がまだ手に出来ない贅沢品に車は明らかに入っています。テレビだってお風呂屋さんにしかないのです。この序章を終えてあの頃の様子を伝えるとしましょう。