自分がちゃんとしていても組織ではみんなで失敗を被る時だってある。災害ではどうだろう。ちょっとだけ気になるから、屋根の様子を見に行く。そこで飛ばされたり落下してしまって、骨折して流されてしまったりよくある。様子を見に行くの恐ろしさだろう。絶対いけない。川の水位も見に行く必要もない。それをするのは他の人に任せて僕等は生き延びないといけない。命乞いの精神がメッポー高いのが貧乏人だと僕は思う。そこを痛感するのも姉が最初の代車として運転したボタンひとつでエンジン掛かるっていう最新鋭の奴。いきなりエンジンが止まって、また信号が青で動く時、エンジンが自然に掛かる。最新鋭なのに、姉はエンストだと思って、おろおろ。僕はそういう姉の貧乏さが凄いって思う。こびりついた貧乏の獲得点がカワイイって思う。64歳でまだ、ボタン式エンジンを知らない。勝手に止まるエンジンを知らない。エンジン掛かってるのに、エンストと落ち込む。こういう姉のような人だから日本をまともに出来るもかもしれない。後生、見ていけるのかもしれない。いわゆる成功組ではない。負け組のオンシェアだ!!僕がもしも切れ者で、姉にも勝る語彙力を持っていたのなら堂々前へ出てみんなと渡り合う。しかしリアル中退組ではある。中退ってのは確かに中途半端で何に対しても粘りないってこれまでは思われて来たが、こうも言えはしまいか?もっと興味のあるものが、グイグイ僕を引っ張って行った結果なんですよね?って。ああいえばこう言うの姉にはもって恋だろう。