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 がん保険はどういう訳かその手術費用や入院給付が当時、妻であるあたしの口座に振り込まれることになっていて驚きます。ちょうど、2011年の11月に胃がんの手術をした給付金が年末にあたしの口座に振り込まれていた。一緒に西友に行っていろいろ買い物してあたしは埼玉の自費出版を手掛ける人物と会う為、旅行を兼ねて行く、その旅費を夫から受け取ります。もちろん充分に手渡してくれるんですが、あたしはトイレに行ってくる!!って夫を二階の食堂エリアのベンチに置いて残高照会をしてきます。もう入っているかもね?って彼があたしに話したからです。あたしは百万円以上のお金を通帳に持ったことがない主婦でした。癌の手術できつかった夫のことは横に置いて、すでにその時に、自分でおろしてしまったのです。後から分かって叱られることは承知ですが、そんな大金の中からまず三万円くらい、下ろしてみても罰は当たらないってそう思うのです。待っていた夫は、まだ、何も知りません。あたしはライオンバスに乗って翌日には福岡天神から埼玉へ直行するルートを選んでいました。彼は三泊までいいよ!!って言ってくれたので、あたしの心はうきうき。なんと埼玉には先に家を出ていた娘が待っていたのです。2012年の幕開けはま近。あたしの任務は川越に行って自費出版のプロに出版界の本当の話を聞くこと、そして娘を連れて帰ることの双方があったのです。