エメラルド・ウーマン210

 あと十首くらいになって五月末からの伯母の人生スケッチ、興味深いですよね。あたしたち、ともすれば、教育者評価するとき、結局・・・校長になったの?とかそういう瑣末なことで見ちゃう。けど・・・キャロルだってそうだった。猛省しているんだ。教育者をひとりの人間として見ていくこと、この丁寧な眼識こそが後の世の為になると思う。そしてこのコーナーだって、短歌の解説は・・・13年前とは随分変わっている。なぜだろう。そのとき、全く想像だにしなかったからだ。まるで、カモみたいな扱い受けて、あたしの出版に対する考え方は365度動いた。しかし動揺は全くないんだ・・・。実力のある書き手は無造作にも知っている。自分が舵を握ること・・・だから全くこれからのキャロルに影響もない。13年前この本を出すというときのあたしこそ、性善説を網羅する新進作家。だからこそ希望に満ちている、この短歌を詠んだ頃は本当に自分が愛する人と将来は生きていける!!って信じていたし、夫とは別居を望み、談判しておる最中だった。中々金銭的に進まない。アパートは準備したけど生活力そのものがなく保険会社でも契約が自分だけでは取れていない状況だった。トレーナーが出てきてようやく決まるっていう依存型。ほな生きまひょ。打ち寄せる 波が暮夜を 招くように 我も帰りたし あなたの胸へ☆今は両親の胸に帰りたい気分・・・☆