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 素晴らしい子供達まで否定してしまうのか?っていう葛藤もあって、今度、もう一回人間として生まれ変わった時に、果たしてパートナーを選ぶかどうか?私にも答えを今すぐ出せと言われても出来ない。あたし自身が転生してこの世に来た可能性を否めないからです。一回は世の中に出たものの私は仮死状態で生まれて記憶の中から蘇っています。死んでも全然不思議はない位の難産。聞くところによると逆子だった。今考えても怖いのは私は前世のみではなく後世も既に生きていたのでは?を思わせるふしがある。医師が背中をぽんと叩いてその時、運よく、吐しゃ物を吐かせて頂き意識を取り戻してみたものの、私が子宮内での出来事や演習を覚えていたことでもいかに面倒臭がりの人間だったか、みんなもいずれ分かるでしょう。出来ることなら眠ったままで子宮で最期を迎えたかったのに現世に強引に送り込まれるのです。どうか、生きて、日本の世の中をご覧下さい!!って。あたしは胎児には何も責任が生じないことを知っていた。面倒臭いことに巻き込まれるのはご免こうむりたいってそればかりを念じていたのに、世の中に出て来る。父の喜び勇んだ顔がまず飛び込んで来る。父が慌てん坊型の善人であることはすぐに分かって、ひとまず安心して暫く眠る。ほぼ新生児は寝てばっかりだから佳かったけれど、ずっとそのままではなかったのです。