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 顔が濃いとか顔が薄いとかよく世間では比較されるのだが、おソース顔の男性、お醤油顔の男性は比較対象として、流行語として大ヒットした。このお醤油顔の代表が力士輝だろう。そしておソース顔の代表が隠岐の海だろう。ふたりは日本男子の寡黙を源泉とし、二人とも滅多なことでは笑わない。いわゆる軽さがない。実に凛としてかっこいい!!なぜ、僕がここまでしたためて先へ誘導するのか?というと日本人のルーツについてだ。輝が輝き始める三勝目という僕の川柳があるが、なんか一発で、隠岐の海の対角線上にある力士であるを頭で直感したし、それはCMを誰にさせればもっとも効果あるかを僕の親父が生前口を酸っぱくしながら説いていたことに起因する。隠岐の海には紋付き袴。このCMはこの力士以外には浮かばないを親父は話してくれた。そしてイメージの根源についても・・・。なぜ、その力士がそのCMを担当すれば物事の進捗が良くなるかについても親父は及んだ。僕達はお醤油顔の日本民族で、そこにおソース顔の隠岐の海が紋付き袴で登場~それによってこれまであった閉塞感や違和感が払拭される。僕らが乗り越えないといけない難関があるとすれば、それはお醤油顔の文化の宣伝力に頼ってではない。それでは到底成し得ない。両者を真っ先に対比させ証明した親父の容器〔うつわ〕に俺は、今更ながらたじたじとなっている。