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 姉が僕と同じ現金のみの生活へ変身など果たして出来るのだろうか。現金主義は実はもっとも気楽。何も不安はない僕だ。たまにカード使用はかっこいいな!!って正直思うけど、実際にカードを落としたらどうなるだろう。考えただけでも背筋が凍る。姉は本当に機器を扱う身分に立ってはいけない人間だと僕も思う。ペイペイに一万円チャージしたまますまほを解約なんぞ、僕の脳みそが焦げつく。ファミペイにもチャージを入れたまま解約、その1500円は仕方ないや・・・この金銭感覚を伴侶が叱らない訳がない。僕が旦那なら、びんたものだ。もはや叱る人がいなくなったことで、子供達が発奮し攻勢に出たのだろう。義兄の遺した僅かの貯金も子供達が相続すれば、いい還流に乗れるだろう。銭の道は神の道。僕はそこを侮ってはいけない思う。子供達が活発な思いにおのおの方向転換出来たことを吉と見る。このお母さんに全部を相続させたなら歩く散在人、一年もせず、燃え尽きてしまう紙幣だが・・・子供達がもらうことで銭は生き残りをかける。そういう金銭を義兄は遺したかったはずだ。しかもその通りの運びにあいなった。僕は親の気持ちっていうのは生きている間は中々伝わらないことを身を持って経験した。しかし亡くなってお骨〔こつ〕になってしまった後、子供の心に変化は生じる。