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 肉まんは五十分も売るまで掛かるので相当前準備が必要だ。俺はセブンイレブンにも居た関係、そこは店で変わってくる。セブンの時はあらかじめ解凍済みの状態にする。ホット棚に入れて準備する時間も三十分と短縮だったが、ファミリーマートの場合五十分掛かる。冷凍状態から行くからだ。さあ、ここで設問だが、例えば肉まんは三個残になる。常時、四個は置いていたい冬だがその日の繁盛の具合にもよる。ホット棚には四個保管可能。そして全くそういうのに関係なく、いきなり四個同時に売れたりする。顧客は予約をしては来ない。あったら買うっていう感覚。それはコンビニ店員が忙しいことを知っているからだろう。店に来て、好きな種類を、ランダムに買うことだって出来る。ここは顧客の意志の範疇なので実際僕が編み出した法則の話をしたい。残二個になったら大概の店員は動きだす。肉まんを2個入れましょうになる。その時、入れる棚はホット棚の今陳列の一段下。賞味期限が異なるものを混同させることは絶対しない。まだ、ここまではみんなが付いてこれると俺は思う。問題はこの先・・・。五十分経過してさあ、売れるぞ!!ってなった時。皆が思うのはやはりここだったのか??っていう当惑だ。それは二つ空いた場所にどう入れ込むのか?っていう合流時の設問で、普通は前の二個、右と左が古い方。あくまでも店員から見て。しかし俺のような感覚が全く人と異なる人間は違う所作に出る。右の前と後ろ。しかし俺の並べ方では店側はノーだ。前列の右と左が古い奴。風穴を開けると言えばかなり飛躍した言い方だが、これからの新機軸には前と後ろ、同時に右で取る人間が注目ということだろう。確かに肉まんは入り乱れる。賞味期限も入り乱れるが、根本にある俺のルールは健在。みんなが理解出来ることを切に祈ろう。