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 ちょっとした心の折目を変える作業で毎日ぼんぼんお金が入ってくる・・・なぜなら病床の夫が昨日も七万円入り封筒を差し出しくる。このおしゃれ手帳の付録の財布に替えてから全く金の流れが変わったことに驚く。しかし七万円って、この前、六万もらったばかりでは?とうとう記憶が無くなったの?って一瞬ヒヤっとしますがこれは感謝のしるしなんだ・・・って素直に受け止めます。しかしこれ以上、相手に隠していることは困難だと里子は考慮します。今日は三時間勤務を一時間延長して!!ってマネージャーに頼まれている。四時間連絡獲れないことで、どんなに伴侶は気を揉むでしょう。今朝の病室でコンビニ復帰のことを話そうと里子は決心します。本当なら退院の日13日かバレンタインデーに話したかった。日曜日で店が混雑する可能性あるのにスタッフは足りない。マネージャーから頼まれて、それは困ります!!それは出来ない相談です!!とは言えない。それはチームの中にいて責任までを分割されたスタッフであるは言うまでもない。これまで三週間穴を空けて、みんながそこをカバーしてくれたことに対するご恩がある。私にノーと言える権限があるか?っていうと常識で考えてありません。私が一時間早く来ることで朝のスタッフが二時で上がれる。みんなが何らかの用事を抱えて毎日奔走していることを見ない振りする訳にはいかない。組織人の証明かもな!ってひとり納得するのです。