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 いいな!!って思っても大概そういう雰囲気抜群の人には彼氏がいるものだ・・・。世の常識。僕がこんなナーバスになるのも恋をしてみたい願望がまだあるからだ。僕は本当の恋をまだ経験したことがないのでは?本当のっていう縛りが付くからには相手の為には死ねるほどの覚悟だろうか?僕は女子のエネルギーが実は嫌いだ。ジェラシーだったり、途方もないことに傾倒する。何が原因か突き止めることが出来かねる。そういうハマる女子に僕はある時、見切りをつけた積りでいた。四十代の後半だった・・・。しかしひとつのことに拘る女子は本当は優れていたのでは?って早々に見切りを付けた僕自身の浅はかさも同時に味わう。辛辣なる悔いだ・・・。あの時にもっと話を聞いてやれば良かったな?っていう男の妄想だ。しかし今後の布石にはなる。失敗や失策が人生を切り開いて行く。だから恐れないことだ。迎え撃つ!!っていう言葉を姉がこの前披露していた。この迎え撃つが出来ているのと出来てないのとでは雲泥の差が付くことを僕から言っておこう。何も恐れて戦いている訳ではない。用意周到でいる人間のしたたかさだ。多くの触覚で食指を延ばし、必要ないと判断すればソッコー側溝に捨て去る。こういうダイナミックはむしろ、男の世界の業でありスタイルだった。それをいとも簡単に女子に奪われる。嬉しい誤算となれば幸いだろう。