Ss274

 僕はリーズナブルと発する場面で姉がリーゾナブルと最近発している点。そこがなんか取り残されそうで怖いのだ。姉はカブスのリゾに架けているとも思えるし、リゾートのリゾに架けているのも本心だろう。湯船から上がってカウチに横たわり、ゆっくりふくの湯で夜景でも見ていたい気持ちには僕はならない。姉だって口ではそこにそうしていたい!!とは言うだろう。しかし本髄は別。なぜ、こういった強迫的概念に二人して捕まっているのかが謎。全く持って解らない。僕と姉二人はまるで双子だ。僕の場合、し残したことがあったのにそれが中々思い浮かばないとかではない。僕は充分に人生を謳歌しその思い出だけで満足がいく。思い出がすなわち生きた証明ではないだろうか?それを共有出来る人が何人居るのか?だろう。長崎の場合、原爆とは切っても切れない。広島もそうだが74年が経過したとは思えない日々に驚く。人々の切なる眼差しに僕は後押しされる。戦争を回避したくても出来ないような仕組みをこれ以上に作ってはいけない。すぐに仲直り出来る素地を持っているか?そうでないか?ここが日本を一気に立ちあがらせる。いい位置を地球儀の中で見つけたと思う。中立は存在感ないみたいに思われがちだが中庸とは似て非なると僕は捉える。中立国は頭が鮮明でなければ死守出来ない。存在価値自体、バリュは高まる機運。ここでリーゾナブル〔利が架かる〕に転換した姉の虎視眈々を読めているなら他に言うことはない。